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メトフォルミンが肥満治療に適していない理由
メトフォルミンは、2型糖尿病の治療薬として広く知られていますが、他の効果も期待されています。しかし、減量目的での適応は承認されていません。
メトフォルミンの効果:
◦血糖コントロールの改善:2型糖尿病患者の血糖値を下げ、インスリン抵抗性を改善します。
◦体重管理:緩やかな体重減少効果が期待できます。食欲を抑える働きもあります。
◦心血管疾患リスクの低減:心臓発作や脳卒中のリスクを減らす可能性があります。
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メトフォルミンがダイエットに向かない理由は以下の通りです。
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適応外使用の問題:
メトフォルミンは2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満治療薬としての適応は認められていません。アメリカ食品医薬品局(FDA)や日本の適応承認外となるため、医学的なエビデンスが十分でありません。
副作用のリスク:
◦消化器系の副作用が一般的で、下剤は比較的よくみられるます。その他に、吐き気、腹痛、腹部膨満感なども報告されています。
◦ビタミンB12欠乏のリスクがあります。
◦乳酸アシドーシスという重篤な副作用のリスクも稀にあります。
副作用が辛くて服用を中止する人も少なくありません。
体重減少効果は個人差が大きい:
研究によると、体重減少の平均値は2〜4.5kg程度ですが、個人差が大きくすべての人に効果があるわけではありません。これは、生活習慣の改善と併用されている場合に限られることが多いです。
より詳しく知りたい方はこちらの書籍をお読みください。
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